一級小型船舶操縦士免許試験

(四級からのステップアップ)






☆受験決意への経緯

☆参考にさせていただいたページ

☆受験日を決めよう

☆受験申請をしよう

☆受験勉強のために

☆身体検査の内容

☆学科試験の内容

☆実際の試験問題

☆私なりのコツ

☆試験当日

☆合格後の免許申請






☆受験決意への経緯

船舶免許の更新時期を迎えました。船の免許を使う機会も少なかったので

知らなかったのですが、船舶免許は大幅に改正され、私の持っている四級の海技免状は

今は「二級小型船舶操縦士免許証」になりました

現在の小型船舶免許制度の詳細は国土交通省のページJMRAのページを参照ください


前回の更新は、取得したヤンマーのいいなりで更新したのですが、少し調べてみると

個人で手続きしたらかなり安く出来ます

しかも、そのヤンマーが勧めていた「一級免許へのステップアップ」も

講習を受けずに独学で受験すれば、それほど費用がかからないと知り、

それならばと奮起した「免許取得日記」です


二級免許(旧四級免許)を持っている人で、ステップアップを目指そうとしてる方の

参考になれば幸いです





☆参考にさせていただいたページ

受験準備から免許取得まで、参考にさせていただいたHPです。管理人様に心より感謝いたします(^^


◎AOKIDS Home Page

プロモーションシステムや試験申請から免許取得まで とても参考になりました
特に海図問題の解説は、教本より解りやすく助かりました


◎Yuichi's HomePage

実際に受験された方々の体験記を参考にさせていただきました
問題集と回答の解説があり、PCに向かいながら勉強できました


◎(財)日本海洋レジャー安全・振興協会(JMRA)

ボート免許に関する公式機関のサイト。全てはここから





☆受験日を決めよう

まず、受験を決意したら受験する日を決めて準備にとりかかります

試験日程は前述の JMRAのページの「学科試験日程」

2〜3ヶ月先までの日程が記載されています

後述しますが、試験問題は全部で14問ですので、

それほど長い準備期間(勉強時間)は必要ないと思います

私の場合は、平日に休めないので日曜を選びました

最初は1ヶ月以上先を予定していましたが、結局思いついてから

3週間ほどで受験しました





☆受験申請をしよう

受験する日を決めたら、申請手続きにかかります

前述の申請に必要な手順はJMRAのページの「受験申請方法」に記載されています

申請書類は窓口か郵送で入手します

郵送の場合、封書にて以下の内容を地元地区窓口に送付します

※封筒の表に「試験申請書一式希望」と記入すること

1〜2日で受験と合格後の受験申請に必要な書類一式が返送されてきます

申請書類一式に記入して返送、申請します。申請に必要なものは

【 】は郵送されてくる書類で、記入して返送します

住民票は合格後、免許申請時に必要ですので、受験申請時はコピーでOKです
(正確には「住民票の写し」ですが、まぎらわしいので「住民票」としています)


申請に必要な写真は2枚(合格証明書用と受験票用)ですが
合格後、免許用にも一枚必要です
私は自分でデジカメ撮影しプリントしたモノを所定の寸法に切りました
便利な時代になったものです 笑


身体検査は、当日試験会場でも行ってもらえます
病院で受けるよりも安価で早いので、私は当日を選びました


申請書類に現金を同封してはいけません
身体検査¥3,200(¥1,200)+学科試験¥5,900の計¥9,100(¥7,100)です

身体検査を事前に受けた人はカッコ内の金額になります


申請受付は試験の20日前から7日前までですが

記入漏れなどがあった場合も考慮して、すこし余裕を持って申請しましょう

問題が無ければ、2〜3日で簡易書留が返送されてきます

受験票と試験時間、会場の地図が同封されています

当日欠席する場合の注意も書かれていて、欠席の場合

前日5時までにFAXかメールで伝えないと、手数料は返金されません

試験時間が記載されている用紙が、欠席用FAX用紙にもなっています

申請にかかった金額は次のとおりです

申請費用合計 ¥10,660-


さあ、あとは受験の日まで勉強です!!





☆受験勉強のために

テキストは、参考にさせていただいたHPにも紹介されている

参考書と問題集で勉強を進めていきました

参考書は

小型船舶操縦士学科教本
学科教本


問題集は

1級小型船舶操縦士(上級科目)学科試験問題集
問題集

いずれも(株)舵社から発行されているものです

全14問のうち、最初の3問が「海図」を使った問題です

海図150号

問題集には練習用の海図が付属していて

一枚の裏表に150号と200号が印刷されています

サイズはA3くらいで、試験本番用のやや縮小されたサイズです

本番用のサイズも大手書店やアマゾンで入手できますが

要は海図問題を解く流れが練習できればいいので私は気にしませんでした

私はこれをコピーして、ガシガシ書き込みました


海図問題を解くのに必要なものは

コンパス・ディバイダー・三角定規です


コンパスは、あまり高価なものは必要ありませんが

あまりに誤差の大きなものだと解き方が正解でも

距離が狂うことがありますから、製図用がいいです


ディバイダーも同じですが、コンパスで代用できないこともないので

実際に練習してみて必要性を感じたら購入でいいと思います


三角定規は、30cmクラスの大きさが便利です

この大きさになるとちょっと高いのですが、

小さな定規だと正確性に欠けるのと、

海図に対して小さいと不便でストレスがたまります

目盛りがないモノがあれば、そちらがお勧めです


いずれも日常にあまり使うものではありませんから(笑)

それほど高価なものを買う必要はないと思います

私はホームセンターコーナンで全部で2,500円ほどで揃えました





☆身体検査の内容

身体検査の証明書だけ見ると大層ですが、内容としては

視力、弁色力、聴力と身体機能の障害の有無となっています

合格基準は以下のとおりです

身体検査が不合格なら学科試験は受験出来ません





☆学科試験の内容

今回受験するのは一級ですが、二級免許(旧四級免許)を所有しているので

受験する試験は一部だけです

受験科目は「上級運航機廚函崗綉蕷森勠供廚燃篤睛討魯謄ストのとおりです

上級運航気ら8問、兇ら6問の計14問出題されます

各科目の正解が50%以上で、全体の正解が65%で合格です

つまり気4問、兇3問以上正解で、全体の10問以上正解で合格です

各科目で半分を超えて間違うと、全体で10問以上正解でも不合格になります

筆記具、三角定規、コンパス、ディバイダー以外の持ち込み禁止とありますから

電卓も持ち込めませんし、携帯を卓上に置くことも禁止されています

携帯を時計代わりにしている人は、時計を持って行くといいと思います

注意書きに「携帯電話の音が鳴らないように」とありますが

まさに現代ならではの注意書きですね



実際の試験問題をこちらに掲載しましたので参照してください

一級学科試験問題(上級科目)





☆私なりのコツ


コツというほどのものではないですが、実際に問題に臨んで

気がついた点や、こうした方が簡単だと思ったことを

いくつかあげてみます

あくまで私の主観、自分なりですのでご了承下さい


☆まずは問題集からやってみよう

だらだらと参考書を読んでも、おそらく要点がわからないと思います

試験慣れしてる人ならわかりますが、問題の傾向から勉強の要点を絞る

ようにしていきます。一通り参考書に目を通したら、早速問題集に

取りかかってみて、間違えたところ、理解できなかったところを

参考書で確認すると、頭に残ります


☆2行目を読んでから、定規を置く

海図問題でポイントを出すとき、緯度経度だけでなく

次のポイントも考慮してから定規位地を決めると

テンポよく回答できます

物標が左舷なら、進路左側に定規が置けるようにします

定規が大きいので、入れ替えたり持ち上げたりしないほうが

スマートに解いていけます


☆コンパスローズで方位を出すとき

方位を出すとき、方位と中心とに定規を合わせるので

どちらか一方を合わせても、もう一方がずれたりします

ディバイダー(コンパス)の針をコンパスローズの中心に

に立てて、そこに定規をあてると方位を出しやすいです


☆定規は真上から押さえる

一方の定規をベースに、もう一方をスライドするとき

意外に余計な力がかかって、知らずにずれることがあります

なので、ベースの定規は出来るだけ真上から押さえるようにします


☆コンパスで距離を出すとき

緯度目盛りのキリのいいところ(10分や20分)を始点にしてる

と思いますが、逆からも測ってみます

(3海里なら13分に針を置いて、10分に向かって線を引く)

両方から計測すると正確さが増します


☆自差のプラスマイナス

思わず、「あれ?どっちだったっけ?」とならないように

なんかしらのゴロで憶えておくと間違いが無いです

自差Wはマイナス、Eはプラスですが、私は

『ウェストは細く(マイナス)、イースト食べたら太る(プラス)』

と憶えました(笑

(パン作りのアニメがお気に入りだったので、イースト菌=パンと・・)


☆計算問題は割り切れる

答えは四択ですから、算出した距離に少しの誤差があっても

極端にかけ離れた数字は無いはずです。もしあったとすれば

計算か算出方法が間違っていると疑いましょう


☆目標点は早合点しないで

目標点が小さな島の『北東端』となっていて、そこに灯台があり

つい灯台を目標点にしてしまう勘違いをしてしまいました

こんな時は選択肢の数値から緯度、経度ともに少しずつずれます

つまりどちらも違う数値であれば、目標点か角度か距離か、何かが間違っていると疑って

もう一度問題を見直しましょう


☆とにかく余裕をもってゆっくりと

一通り問題集を解けば分かりますが、時間はかなり余裕があります

なので、一問一問ゆっくりと時間をかけて、慎重に読んで理解しましょう

早合点せずに紙に書いてみてもいいでしょう

後半になると、不正解はほとんどケアレスミスです





☆試験当日

当日は朝9時から身体検査、試験開始は10時15分からとなっていたので

身体検査が早いもの順なら、さっさと終わらせてゆっくりしようと

30分前に到着するように出かけました

当日は一級、二級、二級湖川の三種類の学科試験が同時に実施されたので

受験者数は100名を越えていました。これは異例に多い人数だそうです

9時になると試験全般の説明と注意が15分ほどありました

ここでも携帯電話についての注意が繰り返し言われましたが、

「鳴っても出ないでください」と注意していたのには少し笑いました。出た人がいたんでしょうね


◎身体検査

その後身体検査が受験番号順に呼ばれて実施されます

「聴力」は『呼ばれたときに聞こえるか?』が判断基準と説明していました

呼び出しはマイクで、しかも5名ずつ行ったので、実際は実施していないのと同じです

視力はC環の開いている方向に番号が振ってあり、上から時計回りに1,2,3,4となっています

片目につき2回行いましたが、思わず「右」と言いそうになりました(笑

弁色力は両目で箱の中を覗いて、暗闇に見える小さな灯火の色を言い当てます

赤、緑、黄色がランダムに6回現れるのですが、もしこれが不合格でも

夜間の操縦が不可となるだけで、日中の操縦は可だそうです

あとは簡単な問診(と言うより病気の有無のみ)で、合格ならその場で受験票に捺印してもらえます

一人1分程度で終了し、試験開始まで自由時間となります

当日にジタバタしても仕方なく、あえてテキストは置いてきので

特にやることもありません。早めに教室に入りスタンバイしていました


◎学科試験

受験人数が多いので、15分遅れで試験が開始されました

ステップアップ受験者の受験票は試験途中で回収されました

紛失する人もいるので、合格発表までJMRAで保管してくれるそうです


試験は、解答を終え確認を一通りしても30分強で終了しました

試験開始後20分で退出出来ますが、退出するとその時点で試験終了です

一級受験者で一番に退室したのは私のようでした

試験問題は持ち帰れるので、問題用紙にも答えを書き込んでおくと

すぐに自己採点できます

私も問題用紙に答えを書き込んでいたので、試験終了後に答えが発表されるのを待ちます

試験開始から70分後に回答が廊下に張り出されました

合格を確認出来たので安心して帰路につくことができました(^^

学科試験の合格発表は試験の翌日で、さらに一週間後に総合の合格発表があります

総合発表後に合格証明書を受け取ることが出来ます





☆合格後の免許申請

試験合格後、免許を申請していよいよ「免許取得」となります

申請に必要な用紙は、最初にJMRAに送ってもらった試験申請書類に同封されてきます

【 】はJMRA窓口、各運輸局窓口で入手できます。今回は受験申請用紙に同封されてきました

合格発表後に『合格証明書』が発行されます。

JMRAの窓口に出向いて直接受け取るか、送料を負担すれば郵送もしてくれます

本来、受験票と引き換えですがJMRAで保管しているので忘れる心配はありません

受け取りに認め印が必要だそうですが、サインでも問題ありませんでした


JMRA窓口と近畿運輸局の本局は一駅の距離で、免許は即日交付 してくれるので、

合格証明書を受け取ったその足で申請、交付を受けてきました

申請用に提出した写真がそのまま免許証に使われます

上記の必要書類を提出し、10分ほどで交付されます。

『一級』小型船舶操縦士免許だぜ!!

以前の免許は返納するのですが、パスポート同様無効にすれば持ち帰れます

記念にもらって帰ってきました。パンチ穴を開けられます

やせてるねぇ 笑


更新時期に通知等が届かないことや、有効期限の1年前から更新手続きが出来ることなど

注意点を説明され、パンフレットと免許証ケースも一緒にもらいました

写真はライフジャケット着用推進のマスコット「ウクゾウくん」です (笑

ウクゾウくん

免許証入れ



前回の更新から5年で、大幅に免許制度が改正され、それに後押しされた受験でしたが

本当にいい時期だったと思います。5トン限定などがあったときなら

おそらく受験しなかったと思います

今まではヤンマーから満期のお知らせはがきが来ていましたが、

今回自分で手続きしたので次回からは届きません

失効しないように注意します

自動車の免許と同じ更新時期なので、優良ドライバーでいる限りは

同じ周期で更新時期がやってきます(^^

道路でも海や湖でも、安全第一でいきましょう!!



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